この記事の内容
  1. 料理に合わせて箸とレンゲを選ぶ
  2. スープと麺は、一口分ずつ口へ運ぶ
  3. 海老は、殻の状態を見てから食べる
  4. 炒飯・白飯・粥は、器の形にも合わせる
  5. 小籠包は、汁を受けてから食べる
  6. 食べにくい料理は、具体的に助けを頼む
小籠包の皮から出た汁を、下に置いた白いレンゲで受けているところ
小籠包はレンゲにのせてから皮を開くと、こぼれた汁を受けられます。熱いまま一気に口へ入れないようにしましょう。

料理に合わせて箸とレンゲを選ぶ

まず自分の取り皿や椀へ料理を取り、食べられる大きさ・量にしてから口へ運びます。共用の料理を取る道具と、自分が食べる箸・レンゲは分けて使いましょう。

自分の器に取った後の食べ方
料理道具と動かし方
スープレンゲで一口分をすくいます。大きい具は箸で取り、無理に汁と一緒に詰め込みません。
汁のある麺箸で少量を持ち上げ、レンゲで下から支えると汁を受けられます。長い麺を高く持ち上げすぎないようにします。
焼きそば・汁の少ない麺箸で一口分ずつ取ります。汁を受ける必要がなければ、レンゲを使うことにこだわらなくてかまいません。
炒飯・粥自分の皿や椀から、レンゲで少量ずつすくいます。器に口をつけてかき込みません。
殻付き海老殻を外す必要があるか確かめます。食べにくい場合は手の使い方や、店で殻を外せるかを尋ねましょう。
小籠包箸でそっとレンゲへ移します。皮を開くときも汁をレンゲで受け、熱さを確かめながら食べます。

スープと麺は、一口分ずつ口へ運ぶ

スープのレンゲは、深くくわえない

スープ皿や大きな椀は卓上に置き、レンゲを安定して持って口元へ運びます。縁を口に当てて少し傾け、レンゲ全体を口へ押し込まないようにします。すくいすぎると運ぶ途中でこぼれるため、最初は少なめに取りましょう。

汁が少なくなっても、器を大きく傾けて集める必要はありません。すくいにくい分を無理に飲み切ろうとせず、器の扱いに迷ったら店の人へ確認できます。

改まった会食では、麺の下にレンゲを添える

汁のある麺は、箸で少量を取り、もう一方の手のレンゲで下から受けます。麺は箸で口へ運び、レンゲは汁や麺を支えるために使います。会話の合間でも、口に入れすぎず、周囲へ汁が飛ばない量にしましょう。

スープだけを飲むときは箸を置き、レンゲを持ち替えると扱いやすくなります。日本のラーメン店を含むすべての店に同じ所作を求めるものではなく、店の案内と食事の場面に合わせてください。

海老は、殻の状態を見てから食べる

海老の大きさだけでは、殻ごと食べられる料理か判断できません。揚げ方、殻の硬さ、切れ目の有無を見て、分からなければ「殻は外していただく料理ですか」と尋ねます。

出てきた海老食べるときの対応
殻がむかれ、身だけになっている箸で自分の皿から取ります。大きくて食べにくければ、切り分けをお願いできます。
身はむかれ、尾だけが残っている尾まで無理に口へ入れず、身を食べて尾を殻用の器へ置きます。扱いにくい場合は店の人へ声をかけます。
頭や胴の殻が付いている自分の皿で、切れ目や関節から殻を外します。箸だけで難しいときは手を使う方法もありますが、熱さとソースに気をつけ、必要なら店で外してもらいましょう。

外した殻・尾・骨は、用意された専用の器へ。なければ「殻を置く小皿をお願いします」と頼み、共用の大皿やテーブルクロスへ戻しません。頭の中身を吸うことや、口の中で殻をむくことを無理にする必要はありません。

指先が汚れた場合も、指を洗う器やおしぼりが必ず付くとは限りません。飲み物か指を洗う器か分からないものは、使う前に「こちらは指を洗う器ですか」と確かめましょう。

炒飯・白飯・粥は、器の形にも合わせる

大皿の炒飯は取り分け具で自分の皿へ移し、食事用のレンゲで一口分ずつすくいます。皿に散った米粒は、箸などで手元へ少しずつ寄せると取りやすくなります。食べかけの皿を口元まで持ち上げてかき込まないようにしましょう。

粥も大きな器は卓上へ置き、レンゲで少しずつ取ります。白飯の小さな茶碗などは、器の形と店の案内に合わせて扱ってください。「中華の器はすべて持つ」「すべて持ってはいけない」と一律に決めず、持ちにくい器は無理に持ち上げません。

小籠包は、汁を受けてから食べる

蒸した小籠包は、薄い皮の中に熱い汁が入っています。店に食べ方の案内があれば、それを優先しましょう。レンゲに移してから皮を開けば、流れ出る汁を受けられます。

  1. 先にレンゲを用意する。 小籠包が収まるものを使います。たれや生姜が用意されている場合は、好みに合わせて小皿で準備します。
  2. 皮を破らないよう移す。 箸で上部をそっとつまみ、レンゲへ。せいろの中で乱暴に引っ張らず、皮がくっついて取れないときは店の人に頼みます。
  3. レンゲの上で皮の端を開く。 汁を受け、熱さを確かめてから少しずつ味わいます。皮を開けた直後の汁も熱いため、一気に飲みません。
  4. 食べられる温度・大きさで口へ運ぶ。 好みでたれや生姜を添えます。無理に丸ごと一口へ押し込まず、大きいものはレンゲの上で食べやすく分けましょう。

春巻きや中華まんも、切れないものを箸で強くつぶしたり、熱い具を急いで口へ入れたりしないようにします。手で割る食べ方がよいか、店で切り分けてもらえるかを、料理に合わせて尋ねてください。

食べにくい料理は、具体的に助けを頼む

店の人へは「食べ方が分かりません」だけでなく、困っている部分を伝えると対応してもらいやすくなります。道具を無理に使い続けず、料理に触る前に確認しましょう。

料理に合わせた頼み方

  • 殻が硬い海老:「こちらの海老は、殻を外していただけますか」
  • 大きい点心:「一口では食べにくいので、切り分けていただけますか」
  • スープにレンゲがない:「このスープ用のレンゲをいただけますか」

皮や種のある果物が出たら、添えられたフォークや小皿を使います。皮・種の置き場が分からない場合は、小皿を頼んで食卓を汚さずに食べられるようにしましょう。