【敬語とは】
敬語は、相手への敬意や立場への配慮を表す言葉です。誰の動作について、誰に話すのかを確かめると、尊敬語・謙譲語・丁寧語を選びやすくなります。
取引先の担当者には、年齢にかかわらず相手の立場に配慮します。敬語の形を整えるだけでなく、用件・日付・期限を具体的に伝えることも大切です。
● 敬語の種類
文化審議会の「敬語の指針」では、尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の5種類に分けています。相手が読むなら「お読みになる」、自分が相手の資料を読むなら「拝読する」、聞き手へ丁寧に言うなら語尾を「です・ます」にします。
・「尊敬語」
相手や第三者の動作・状態・持ち物などを述べ、その人を立てる表現です。「おっしゃる」「ご覧になる」などを使います。社内の上司本人への話と、社外へ自社の上司を伝える話では、敬意の向け方が変わります。
尊敬語の使い方と例文:いらっしゃる・ご存じですの選び方
・「謙譲語」
自分側の行動などを述べるときに用います。謙譲語Ⅰは行動が向かう先を立て、謙譲語Ⅱ(丁重語)は聞き手へ丁重に述べる表現です。
「伺う」と「参る」は、敬意の向きが違います。訪問・質問・招待・伝言の例で確認できます。
謙譲語Ⅰ・Ⅱの違いと、仕事での例文
・「丁寧語」
「です」「ます」などを使い、話や文章の相手へ丁寧に述べる表現です。自分の行動にも相手の行動にも使えます。
丁寧語の基本
・「丁重語(謙譲語II)」
自分側の行動などを、話や文章の相手に丁重に述べる表現です。「参る」「申す」「いたす」「おる」などがあり、改まった会話では「参ります」のように丁寧語と組み合わせて使います。
>>続きはこちらより
・「美化語」
「お酒」「お料理」など、ものごとを上品に述べる表現です。「先生のお名前」のように特定の人を立てる尊敬語とは働きが異なります。
丁重語と美化語の違い
● 敬語の注意点
相手に資料を見てもらうなら「ご覧ください」、自分が見るなら「拝見します」と、動作をする人に合わせて選びます。
敬語の注意点と取り違えの例
● 二重敬語
一つの語に同じ種類の敬語を重ねた「ご覧になられる」などは、形を見直します。一文の敬語の数だけで判断せず、慣用表現や敬語連結との違いも確認しましょう。
二重敬語の見分け方と言い換え:ご希望される・敬語連結の違い