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日本料理店でのマナー


料亭などの日本料理店など、改まった席で会席料理などの和食を頂く機会もあると思います。
そんな時には周囲に迷惑をかけずに振舞え、気持ちよく食事ができるように正しいマナーを理解しておく必要があります。

 

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● 日本料理店でのマナーとポイント

・身だしなみ

日本料理店にふさわしい服装を選びましょう。ジーパンやミニスカートなどは適していませんので気をつけます。
座敷の場合は、足を崩しても相手に分かりにくいフレアースカートやプリーツスカートなどが好ましいでしょう。
髪の毛が長い場合は髪の毛が料理に入らないように、ひとつにまとめるなどします。
洋食のレストラン同様、コート類は入口で脱いでおきましょう。着る時も同様に入口で着るようにします。

 

・座布団の座り方

<座布団に座る時の手順>

1
座布団の下座側に座る
2
両手を軽く握って座布団につける
3
正座の姿勢から両手で体を支えて、膝を滑らせ座布団の上に一旦乗る
4
そのまま座布団の中央あたりまで移動する
5
膝をそろえて背筋を伸ばして座る。手はももの上で重ねる

<座布団から立ち上がる時の手順>

1
体を一旦後ろにずらす
2
つま先を座布団から外して畳に一度つける
3
つま先を立て、かかとの上にお尻をのせる
4
座布団に膝をつきながら立ち上がる


・座布団に座ったり立ったりする際に、座布団を足で踏みつけないように気をつけましょう。
・足がしびれがきたら、我慢する必要はありません。しびれそうになる前にさりげなく足を崩すと良いでしょう。

 

・食後のサイン

洋食はフォークとナイフを使って食事終了の合図をしますが(参考:ナイフ/フォーク/スプーンの使い方とマナー)、和食にも食べ終わりのサインがあります。
和食では一品ずつ食べ終わったら器をお膳の外側の邪魔にならないところへ出します(この時、器は絶対に重ねないように!繊細な和食器に傷がついてしまうかもしれないからです)。
すべての食事が終わったら、箸は箸置きにきちんと揃えるか、箸置きが無い場合はお膳の右側に箸をかけて、箸の先を懐紙で包むなどすると良いでしょう。
割り箸の場合は箸袋に揃えて入れ、先のほうを少し折り曲げておきましょう。

 

 

● 日本料理店で気をつけたいNG行為

・強すぎる香水

日本料理は、味覚だけでなく香りも同時に楽しむ要素があります。
特別な日の会席料理などではお洒落をしたくなりますが、料理の邪魔になるような強すぎる香水などは控えましょう。

 

・ゴージャスなアクセサリー

大きな指輪や長めのネックレスなどのアクセサリーは、繊細な食器類やテーブルなどを傷つけてしまうかもしれません。
なるべくさりげないものを身に付けるか、気になる場合は外しておきましょう。

 

・座布団を踏みつける

座布団を歩きながら踏みつけたり、座る時や立つ時に一度座布団の上に乗るのはNGです。

 

・部屋の敷居/畳の縁(へり)を踏む

和室の敷居や畳の縁(へり)は特に痛みやすい場所とされます。
日本料理店のお座敷などでは、入り口の敷居や畳の縁(へり)を踏んだり座ったりしないように気をつけましょう。

 

・中途半端に食べる

箸を一度料理につけたのに食べない「空(そら)箸」をしたり、中途半端に食べると、お店の人に料理がまずいのかと勘違いされます。
苦手な料理がある場合は、箸をつける前に下げてもらいましょう。

 

 


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